blogの引っ越し

HPリニューアルに伴い、こちらのブログは、2015年2月をもちまして、終了とさせて頂くことになりました。今後新たにFacebook等で皆様と情報交換できれば、と思っています。よろしくお願いします~♪
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# by LIdesign | 2015-02-21 17:22 | お知らせ

リニューアルします。

ずいぶん長い間、ブログとHPの更新をサボってしまいました(大汗)

ここ数年の間に、私たちの「したいこと」も随分と絞られてきたように思います。

と、いうことで~、HPとブログとリニューアルします。

しばらくかかると思いますが、少々お待ち下さい!
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# by lidesign | 2013-10-09 10:38 | お知らせ

仕事始め

新しい年が明けました。

今日から仕事始めです!


気合いを入れ直して、がんばっていきたいと思います。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。



昨日は、いい天気だったので、近くの公園で「初走り(ジョギング)」をしてきました。

日の光が気持ちよかった~。

またその気持ちよさを味わいたくて、今日も早朝に軽く走ってきました。


やっぱり、体を動かすって気持ちいいですね~。

人の体は、動かすことを前提にできていますから

言うまでもありませんが、「運動」は大切ですよね。

今年は、出来る限り続けたいですね。


今年も実り多き年でありますように。

そして、新たな時代の幕開けの年となりますように。
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# by LIdesign | 2012-01-05 15:19 | お知らせ

年末のごあいさつ

今日は、大みそか。

今年ももうあとわずかです。


今年は、日本にとって激動の年でした。

3.11の東日本大震災があり、そしてそれに続く「原発による放射能問題」。

「未来に向けて大きな課題」を突き付けられた年でした。


そして、今思うのは、、、、少なくても、原発だけはもういやだということ。

だって、人類が「この地球で生きていく」ならば

「地球のシステムに従う」以外にありませんから。


その「地球のシステム」の中で努力し、もがいていく以外にありません。

それが、「地球」に住むための「ルール」ではないでしょうか?

私たちは、とてもシンプルな考え方です。



今年は、地方へ行く機会が多くありました。

そして、素晴らしい人々との多くの出会いがありました。


地方は、宝の山であり、多くの資源に満ちていると感じました。

そういう意味では、日本はまだまだ捨てたものではありません。

世界に誇るべき魅力がたくさんあります。

その多くは、「地方にこそ」ありました。


私たちがもし、それらを顕現させていく事に尽力出来るとするならば

それはとてもうれしい事だと感じています。


今年も、多くの人にお世話になりました。

ありがとうございました。

そして来年もまた、よろしくお願いいたします。


皆様良いお年をお迎え下さい。


●年末年始休業日のお知らせ

 2011年12/29(木)~2012年1/4(水)まで休業とさせて頂きます。
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# by LIdesign | 2011-12-31 21:14 | お知らせ

夏季休暇のお知らせ

暑い日が続きますね~。

夏季休暇のお知らせです。

誠に勝手ながら、8/20(土)~8/24(水)まで夏季休暇とさせて頂きます。

お盆休みとずれていて大変恐縮ですが
これも分散休暇として、混雑回避に有効なのでは?
などと勝手に思っております(笑)。

いずれの方も、いい夏休みを過ごされますように。
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# by lidesign | 2011-08-10 19:46 | お知らせ

三富新田

先日、埼玉の富士見市と志木市の案件があって、この地域の近くを訪れました。
この近くには、前から気になっていた集落があるのです。

「三富新田」という集落です。

さっそく、富士見市での打ち合わせが終わった後、行ってきました。

ここを、地図上で見ると一目瞭然。
細長く短冊状の宅地が整然と並ぶ大胆な地割がとてもおもしろいのです。

Google Earth上でも、その地割がはっきりと見てとれます。
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三富新田は、計画的な新田開拓地で
「屋敷林」~「耕地」~「雑木林」をワンセットで一つの宅地を構成し
それらを細長い短冊状に整然と並べて集落を作ったもので
1697年に完成し、300年以上の年月を経た現在でもなお
開拓当時の地割がほとんどそのまま残されています。

各敷地は、短辺が約72m、長辺が約675mと、とても細長い長方形をしています。
人が「自給的な暮らし」をしていくためには
このくらいの面積が必要という事なのでしょうか?

ここは、計画的に開拓された土地であって
そうした意味では、現代の住宅地開発のはしりと言っていいかどうか分かりませんが
現代の住宅地作りの考え方とは、全く違っています。

三富新田は、人が生活していくための
総合的かつ循環的な環境が整備されています。
新田開発なので、当然ではあるのですが
「家単体」だけを立ち並べているわけではありません。

つまり、食べものを生産するための「耕地」が用意され
そして、雨風をしのぐ「家」があり
薪の確保や、腐葉土のために「雑木林」があり
夏に涼しく、冬に暖かい生活環境を確保するために
「屋敷林」が計画的に配されているのです。
もちろん木材は、建築資材や農具の材料にも使ったのでしょう。
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※上は耕地から屋敷林を見た景観。
 各敷地の境界には「畦畔茶」と呼ばれるチャノキによる低木の生け垣が連続し
 風よけや境界の目印として利用されていた。


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※上図:埼玉県入間郡三芳町立歴史民俗資料館公式ホ-ムページより抜粋

つまりこれらの構成は、人が生きていくために必要な
「最小単位」と言えるのかもしれません。

上の図は「一軒分の屋敷割のようす」ですが
これを最小ピースとして、短冊状にずらりと並べたわけです。

私たちも住宅地づくりの仕事に関わる事がありますが
こうした作り方は、ライフスタイルが全く異なる現代では
もちろん簡単なことではないでしょう。
人口も増え、確保できる土地の面積の問題もあります。

しかし、東日本大震災の際には、現代の生活がこんなにももろく
持続可能でないことを思い知らされました。

三富新田の集落の考え方は
むしろ現代にこそ、必要な考え方ではないかという気がします。
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# by lidesign | 2011-08-04 01:34 | 都市・地域・デザイン

森での出会い

先日、ある施設の現場調査のため地方に行ってきました。

地域のポテンシャルを見つけるべく、色々歩き回ってきたのですが
近くの森林の中を巡っていた際
ふと森の中から、何となく視線を感じて見てみると。。。


野生のニホンカモシカがこちらをジーっと見ていました。
この距離感が絶妙でした。

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しばし、お互いに目を合わせ、この状態で見つめ合ったまま静止状態。

ニホンカモシカは、比較的視力が弱いため
じっと見つめる傾向があるそうです。

森の中を歩けば、我々は気が付かないかもしれませんが
実は色々な生きものが、誰が自分のテリトリーに来たのかと
茂みの中からジッとこっちを見ているのかもしれません。

森には、私たちの入り込めない領域があり
その奥深さに、私たちは時に圧倒されると同時に
言い知れぬ神秘すら感じることがあります。
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# by lidesign | 2011-07-16 00:42 | いきもの

チャリティTシャツ届く!

f0141191_15521699.jpgTシャツが届きました~★
畑仲間が企画した 『Neighbor 2011 チャリティーTシャツ』

「Neighbor 2011 チャリティーTシャツ」とは、東日本大震災の被災地の方々に、何か微力ながら力になれないかという思いで、私たちの自然農の畑仲間である福田さんと、その友人である角田さん、上野さんによって企画、デザイン、製作されたものです。

「困ったときはお互い様ですよ、ご近所さ~ん!精神」のもとに
チャリティTシャツを製作、販売。
そして売上金を全額、義援金として寄附する、という企画だそうです。

この思いと行動力に賛同!!
微力ながら、このTシャツを購入させて頂きました。

このチャリティ販売では制作費も控除せずに、全額義援金として寄附されるそうです。
つまり購入した金額が全額寄附される上に
Tシャツが手に入るのだから、なんとも素晴らしい企画です。

こうした形での支援もとても有意義だと思います。

f0141191_1620489.jpgLOVE 、BRAVE 、HOPE 、PEACE・・・
いろんな思いが託された、楽しいデザインのTシャツ。
詳しくはこちらのHPでご覧になって下さい。

愛嬌あるジョン・レノンも登場。
どこにいるか~探してみて下さいね★

チャリティTシャツではありませんが
こちらのTシャツも、とても素敵です♪ →他のTシャツを見る
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# by lidesign | 2011-06-17 16:49 | 東日本大震災関連

対話とデザイン

f0141191_11335341.jpg
先日、協働する石井井上建築事務所が設計・監理を行った
SIMASIMA BLDG.のオープンハウスに行ってきました。
※上記写真:石井井上建築事務所提供

SIMASIMA BLDGは、1階に賃貸スペースを持つ鉄骨4階建ての住宅で
幹線道路沿いの中小のビルが立ち並ぶ一角にあります。

ところで、日頃私たちは「デザインすること」は「対話する事」に似ていると思っているのですが
この建物は、それを感じさせるものでした。

デザインの対話とは、何より「クライアントとの対話」に始まり
その土地の置かれた「環境との対話」へと続き
さらに私たちの業務で言えば、「植物を含む生き物との対話」がとても大切であります。

そして、「設計チームメンバーとの対話」も大切です。
時には厳しい議論、時にはワクワクする仮説
それらがまとまり、ひとつの形が生まれていきます。

何事もそうかもしれませんが
デザインも決して一人から生まれてくるものではなく
「クライアントを中心とした様々な対象との対話」によって
はじめてそこにふさわしいデザインが生まれてくるものです。


SIMASIMA BLDG.は、そうした施主様と作り手との対話を感じるものでした。

例えば、施主様によって直接塗装された味のある壁面や
施主様ご自身の足で見つけだしたというアンティーク感のある木製建具などは
石井井上建築の中に、ある種の異質な要素をもたらしています。
この予定調和ではない要素によって「いい空間の対話」が生まれている感じがしました。

f0141191_12283919.jpgf0141191_1239947.jpg

















それと、とにかくどこにいても「外部」が感じられました。
それは大きな開口部もそうですが、断面計画によるものだと思います。

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内と外、あるいは各居室を明快に仕切るのではなく、ゆる~くつながっていく空間は魅力的です。

このSIMASIMA BLDGは
キュートなブルーの外観がとても印象的なのですが
何故か以前からそこに佇んでいたようなニュアンスを醸し出していたように思います。
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# by lidesign | 2011-06-02 11:30 | 建築とデザイン

環境と医療、内部環境と外部環境

f0141191_21385319.jpg昨日は、「ヘルスリゾート研究所」主任研究員であり、グリーンフラスコ株式会社代表である林 真一郎氏との定例ミーティング。

林氏の視点は
とても学ぶところが多いのと同時に
打ち合わせをしていつも感じるのは
林氏の専門は「薬学」で、私たちの専門は「ランドスケープデザイン」であり


職能分野としては異業種であるわけですが
物事を突き詰めていくと、どの分野であっても「根源的な部分」ではつながっているというか
共通した課題や可能性で結ばれている、ということを感じます。

林氏は薬剤師であり、臨床検査技師でもありますので
人の体内、つまり「内部環境」を扱うのに対して
私たちは、人の体外、つまり「外部環境」を扱っていることになります。

おもしろいのは、この「内部環境(身体)と外部環境(自然)」は表裏一体であることを
話をするたびに感じるわけです。

つまり、人は「環境の一部」ですから
身体を取り巻く環境の影響を、全身に受ける関係にあります。
つまり、「環境」と「身体」は分離しているわけでははなく
常につながっており、「連続した関係」にあるわけです。

例えば、生物の進化は、その生き物を取り巻く環境に適応する形で、進化をしてきました。
すなわち心身は、それを包み込む環境の影響を常に受けているという事になります。

当たり前と言えば当たり前かもしれませんが
このことは私たちにとって、大変興味深いテーマであります。 
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# by lidesign | 2011-05-21 21:40 | 環境とデザイン

スズメが減ってきている?

f0141191_14284682.jpgうちのベランダに2匹のスズメが
やってきました。
夫婦でしょうか?親子でしょうか?

ベランダのコンテナに繁茂しているヤハズエンドウとホトケノザについた「アブラムシ」を食べに来たみたいです。

実は、このヤハズエンドウとホトケノザには「アブラムシ」が大量についていて「これどうしようか。。。」と話していた所でした。

「その事態」を聞きつけたのか
あるいは上空から「アブラムシ」が見えたのか、、、
よく分かりませんが、まさにタイムリーにこの2匹のスズメが訪れ、せっせと何かをついばんでいるのです。



見つからないように、そ~っとガラス越しから撮影したので、いまいち不鮮明な写真で恐縮ですが、必死に何かを食べている様子が伺えました。

そして、彼ら(スズメ)が飛び去った後に、ヤハズエンドウとホトケノザを見てみると。。。。。

あれほど「大量」についていたアブラムシがほとんどいなくなっているではないですか!

f0141191_1433465.jpgおまけに、土の中に隠れていた「ヨトウムシ」を引きずり出して食べていたのも確認できました。

この「ヨトウムシ」は、
近くに植えていた「ビワ」の葉を食い荒らしていたのですが、スズメの来訪以来、そのビワの葉は食害にあっていません。

身近な食物連鎖を見た思いでした。

※右の写真は、土の中から「ヨトウムシ」を
  引きずり出しているところ。


スズメは、穀物を食い荒らす害鳥と捉えられると同時に
農作物に対する害虫を食べて、害虫の大発生を抑制したり
雑草の種子を食べたりする益鳥でもあります。

中国では、1950年代にスズメを「害鳥」と見なして大量に駆除したところ
その年は「大凶作」に見舞われたそうです。
天敵がいなくなり、害虫が大発生したためです。
そのため1960年には、スズメは駆除の対象から除外されたそうです。(Wikipediaより)


ところで、、、このスズメが「最近減ってきている」と言われているらしいです。
超普通種であるスズメが本当に減ってきているのでしょうか?

立教大学理学部・特別研究員 三上修氏によると1990年と比較して「半減」したそうです。
これは、「とても大きな数字」だそう。

三上氏によると
「スズメのような身近な鳥」が減少しているのは大きな問題だという事です。
はっきりとした原因はよく分かっていないようなのですが
エサ場となるような草地や農地が減少したことも原因のひとつらしいです。

確かに、市街地や住宅地の草地は減少傾向ですし
加えて農地も減少してきている上に
多くの慣行農法では雑草がきれいに刈り取られていることが多いですから。。。

つまりは、エサとなる「雑草の種子」や虫などが減る一方という事なのでしょう。


f0141191_1441072.jpgスズメは、「人が生活する空間」と重なって生息しています。
つまり、奥深い森林や人が生活しなくなった廃村などには生息していないそうです。

このように人と生活空間を共有してきたスズメの減少は
何を指標しているのでしょうか?

彼らの減少は、人の生活環境が劣化してきていることを静かに示しているのかもしれません。
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# by lidesign | 2011-05-18 14:47 | いきもの

ナナホシテントウの羽化

f0141191_1272513.jpg近所の公園で、ナナホシテントウの羽化に出会いました。

ナナホシテントウの成虫の姿は
おなじみの赤っぽいオレンジ色の翅に、黒丸が七つあるキュートな姿ですが、羽化直後は黄色をしてるんですね~。

いや、いい色してますね。
敵の多い自然の中では
今が最も危険な状態なのかもしれませんが。
頑張れよ~、ナナホシくん!

f0141191_2373847.jpgキイロテントウという種もいますので、最初はそれかな~?
と思って覗き込んだのですが、違いました。

羽化直後の姿に、これまで出会ったことがなかったので
なんか嬉しくなりました。
羽化直後のこの黄色い姿にはあまり出会いませんよね。
※左の写真がおなじみの成虫の姿

f0141191_239426.jpg
このナナホシテントウは、よく知られているように
アブラムシをよく食べてくれます。
前述のキイロテントウも
ウドンコ病菌などの菌を食べてくれるそうです。

様々ないきものが、それぞれに様々な役割を持っています。

※右の写真はさなぎの抜け殻
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# by lidesign | 2011-05-09 01:36 | いきもの

復興に向けた都市計画マスタープランとRLA(登録ランドスケープアーキテクト)の役割

私たちの事務所の主な業務は、ランドスケープデザインですが
それに関連する資格として、RLA(登録ランドスケープアーキテクト)という資格があります。

私たちの考えるRLA(登録ランドスケープアーキテクト)の職能とは

地域の「生態系システム」を保全、あるいは再生、創出、継承し
「人を含む多様な生き物」のための具体の土地利用計画を
生態的、社会的、文化的、経済的な多角的視点から検討し、創出していく職能


だと思っています。また、それを目標に日々研鑽を重ねています。

f0141191_2024111.jpg
その有資格者による「有志の集まり」によって
被災地復興に向けての
「具体的な都市計画マスタープランの提案」を目指し
少しずつですが、議論を進めています。
私たちも、まずは簡単な意見書を作成し、提出しました。


これまで何度かミーティングを行い
各参加者ともに多忙の中、限られた時間ではありますが、議論を重ねてきました。

復興マスタープランは、「多角的な視点」が必要で
そう単純で、簡単なものではないことは言うまでもありません。
また、十分な調査も必要です。

私たちRLA(登録ランドスケープアーキテクト)としては
「地域生態系システム」の再生、保全、継承を「最も基軸」としながら
社会的、経済的、文化的見地を含めて
今後、地域がどうあるべきか、どう暮らしていくべきかの検証をしていかなければなりません。

f0141191_2027537.jpgそして、地域とは何か?
東北とは何か?
といった「風土」を尊重しながら
基軸となる地域生態系システムをいかに保全し、併せて都市機能も
回復していかねばなりません。

そして、これらのマスタープランは
何より地域の人々の意志を尊重したものであるべきです。
その地域の方々の意思を
どうマスタープランに反映させていくかが、とても大切になります。

また、「防潮林の在り方」も考えていかねばなりません。
単層林である「クロマツ防潮林」は壊滅状態だったようです。
クロマツ林の主な目的は、「防潮」、「防砂」、「防風」ですが
植栽当時、海沿いの「砂土壌」でも生育可能な植物として
選択されたのだと思います。
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私たちは、クロマツ防潮林を海側の最前線に配置し
その背後に「階層構造のある地域の極相林」を配備すべきではないかと考えています。
(手前のクロマツ林は、 背後の極相林の育成目的とする。)
もちろんこれらは、環境諸条件や地域によって異なります。

上記以外にも、考えなければならない事は多岐に渡ります。

公共交通システムの在り方、集落の在り方、歴史的視点、観光の視点、農業、漁業。。。。。

数え上げたらきりがありませんが
私たちRLA(登録ランドスケープアーキテクト)は
あくまで「地域生態系システムを基軸」とした中での
環境の在り方、地域の在り方、都市の在り方の提案を
目指していきたいと考えています。
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# by lidesign | 2011-05-01 20:32 | 東日本大震災関連

原発は反対です。そしてこれからの生活スタイル

東日本地震大震災は、東北地方を中心に
関東に至るまで大変大きな被害を与えましたが
地震や津波については、自然災害です。
何とかして、これらを乗り越えていかねばなりませんし
東北の人々の底力と、日本、そして世界中からの支援をもってすれば
必ず乗り越えられるものと思っています。

しかし、福島第一原発の事態は、明らかに人災であり
言い知れぬ不安と危険を全ての生物種に与え
しかも世代を超えた長期に渡って、負荷を与え続けていく危険すら有しています。

すべての生命や環境を脅かすほどの危険なものが
この狭い国土に、すでに54基も存在していたなんて
正直言ってこれまで知りませんでした。
いやはや、勉強不足とは恐ろしいものです。
※下図出典:チャレンジ!原子力ワールド
f0141191_28473.jpg

そして、お隣の中国では11基の原発が現在稼働中で
今後新たに26基が建設予定だそうです。(2009年1/1現在)
※下図出典:テピア総合研究所
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ただ、こうした困難な状況をなんとか抑えようと
福島第一原発の現場で、必死で作業を行っている方々には
大変な敬意と感謝を感じていると同時に
東電も、必死に努力してくれている状況だと思いますので
何とか頑張って欲しいと思います。


そうした中、皆さんもすでにご存じかもしれませんが
とても勇気ある「声明」を表明している信用金庫がある、との報道を先日目にしました。

城南信用金庫 : http://www.jsbank.co.jp/topic/pdf/genpatu.pdf
是非一度読んでみてください。

個人として「反原発」と言う事は簡単にできても
組織が発言することは、それなりに勇気と覚悟が必要だったのではないでしょうか。

また、よく知らなかった事とは言え
これまでの私たちは「原発が供給する電力」にどっぷりとつかって
快適な生活を享受してきてしまった、とも言え
それらを断ち切った時、原発に代わる電力供給や、ライフスタイルをどうするか
といった問題に、現状では明快な回答を出し切れてないようにも思います。

そういう意味では、とても勇気ある声明だと思いましたし
地域に影響力のある組織の取り組みとして、価値が高いと思います。

ところで、声明文の中で、城南信用金庫さんの推進していく項目のひとつとして
「④緑化工事の推進」という項目があります。

確かに、仮にエアコンや扇風機に頼れないとなれば
頼りになるのは、やっぱり「樹木や森林」の存在です。

夏の暑い日に森林の中に入ると
急にひんやりとした涼しさを感じたことがある人は多いはずです。

しかし、私たちの仕事にも関連があることなので、少しだけ補足しますと
必ずしも「全ての緑化が良いこと」ではないことを
城南信用金庫さんにも、承知しておいて頂きたいな、と思います。
良かれと思ってやった「緑化」が
逆に環境を害することさえありますので。

例えば「地域にもともと存在しない植物種」を「緑化」と称して導入する場合
人は快適な環境を得られるかもしれませんが
「地域生態系」は乱れてしまう可能性もあります。

「緑化」を行う場合は、出来る限り「土地本来の環境」を再生していくことが大切で
そうした視点に基づいた「緑化」でなければなりません。

まずは、その土地の本来の環境(本来あるべき環境)とは何なのかを読み取り
どこから、どのような植物を導入し、どういった環境をそこに再生していくべきかを
検討していくことが大切だと思います。

また、「その場所だけ良くなった」だけでは意味が薄く
全体の一部として、「地域の生態系システムが自律的に機能していく」ようにしむける事が
大切だと思います。
そのための、その土地の在り方を考えていくことが、環境のデザインなのだと思います。

ちょっと話がそれてしまった気もしますが、とにかく私たちも原発は反対です。
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# by lidesign | 2011-04-27 02:17 | 東日本大震災関連

3.11 想像を超えた日

3.11の東日本大震災で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早く、平穏な暮らしに戻れることを祈念しております。

 
被災地では、今も大変な思いで避難生活をお送りしているかと思うと心が痛みますし

現地で、今まさに救援活動や復旧活動をされている方々の努力を

忘れてはいけないと思っています。

 
3.11の出来事は、私の想像をはるかに超えた出来事でした。

同時に、多くの人の「意識」を変えた出来事だったのではないかと思います。


そして、原発のことや物流のこと、計画停電などもあり

人の暮らしの在り方や、まちづくりについて、深く考えさせられました。

私たちは、今まさに「根源的な問題」を突きつけられているのかもしれません。


そうした中、少しづつではありますが

私の関連する職能団体等でも

復興に向けた調査や、復興の在り方への議論が進みつつあります。


3.11の出来事は、とてもとても悲しい出来事でしたが

被災された方々の思いが報われるためにも

この日を境に、私たちは「これからの暮らしの在り方」を考えていかねばなりません。

そしてそれは、次世代のための「これから」でもあります。


この一連の出来事の中に「学ぶべきこと」はたくさんあります。

その学びを糧に、一歩づつ新しい未来へと進んでいきたいと思います。
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# by lidesign | 2011-04-22 10:34 | 東日本大震災関連

新年のご挨拶

f0141191_16253399.jpg2011年を迎えました。

今年は、積み重ねてきたランドスケープや環境についての様々な思いを
具体的に形にしていけたらいいな
と思っています。

昨年同様、素敵な方々との出会いを大切にしていきたいです。


皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します!

●右上の写真は、昨年末に調査に行った現場からの眺め。快晴の富士山です。
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# by lidesign | 2011-01-09 16:38 | お知らせ

ヘルスリゾート研究所

f0141191_19321460.jpg

だいぶブログをご無沙汰してしまいました!

久しぶりの更新です。

ひとつご報告です。


2010年7月に「ヘルスリゾート研究所」というシンクタンクが設立され

このたび、その研究員として参画することになりました。


ヘルスリゾート研究所とは  (以下、グリーンフラスコHPより抜粋)


  欧米では森林や海岸、高地や温泉地などの自然の資源を生かし

  統合医療を視野に入れたトータルな健康づくりの場としての

  ヘルスリゾート(健康保養地)が大きな注目を集めています。


  ヘルスリゾートメディスン(健康保養地医学)とは

  WHO(世界保健機関)で正式に採用された名称で

  栄養・運動・休養の3本柱を土台にした

  ライフスタイル提案型の予防医学といえます。


  グリーンフラスコでは1985年より植物と水のもつ癒しの力に着目すると共に

  2001年にはグリーンフラスコ研究所を設立し

  植物型のライフスタイルの研究とエビデンスの蓄積を行って参りました。


  そしてこの度、それぞれの専門領域をもつ数名の外部スタッフと共に

  ヘルスリゾートの企画・開発におけるシンクタンクとして

  ヘルスリゾート研究所を設立いたしました。



私たちは、このシンクタンクにランドスケープアーキテクトとして参画します。

「リゾート」というと、「新たな開発」や「環境破壊」をイメージする方も多いかもしれません。

が、しかし、ここでの研究は、むしろその逆で

「もとからそこにあるもの」や、その「環境のポテンシャル」を顕現させ

「その土地に固有の環境」を最大限に尊重した中で

医師を初めとした医療技術者による、質の高い統合医療の実現を目指したものです。


f0141191_19362033.jpgかつて、人の暮らしと自然が

「密接な関係」にあったように

医療と自然環境が

緩やかにつながっていくことで

新しい形で、「人と自然の密接な関係」を

再生、実感できるのではないかと、大きな魅力を感じています。


この研究に参画することで、多くの専門家と協働し

そうした関係性を科学的、学術的に検証していくことを、とても楽しみにしています。
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# by lidesign | 2010-10-31 19:51 | お知らせ

場の個性

f0141191_1905894.jpg大分、暖かくなってきた。
というより暑いくらいである。

でもいい季節ですね。

この季節になると、なんだか公園も街も
暖かさにつられて人がゾロゾロと
出てくるような気がする。
人にとっての「啓蟄」は、5月頃なのかもしれないですね(笑)。

今、家の近くの落葉広葉樹林ではカマツカが満開で、とても美しい。
(上の写真がカマツカの花)

f0141191_19383070.jpgカマツカは、身近な林縁に自生しているのを
比較的よく見かける。
それほど派手さはないので
あまり人目に触れないのかもしれないが
清楚な美しさがあって好きだ。


もっと公園の緑地や庭などに植えられてもいいように思うのだが
何故か一般にはそれほどの人気はないようである。


f0141191_20132783.jpg
ウワミズザクラも、その美しさにも関わらず
あまり世間の話題に上がらないが
好きな種のひとつである。
(左の写真がウワミズザクラ)


フワフワとした白い花が
今の季節、特によく目立つ。


f0141191_19451482.jpg同じバラ科サクラ属であるソメイヨシノやサトザクラは
花見で多くの人で賑わったり
歌や、そのPVなどにもよく登場し、人々の感性を揺さぶるが
ウワミズザクラが歌のテーマになったりすることは、、、
まずない。   (右の写真がウワミズザクラの花)


f0141191_19463053.jpgキブシもその可憐さにも関わらず
それほど人々の話題に上がらない種のひとつである。(左の写真がキブシ)

今は花もとっくに終わってしまって目立つ事はないが
まだ花の少ない春先の林縁では、淡い黄色い花がよく目に付いて美しい。


枝先から垂れ下がるような花を多数咲かせる姿は、優美ですらあり
時折、ハッとさせられる。


写真がないのが残念だが、ミズキの白い花も見事である。
遠くから見ても、かなりよく目立つ。

そして、ミズキは花だけでなく、「春先の新葉」が、とても「鮮やかなグリーン」で
大変美しいという印象がある。


こうした種は、多くの世間一般の人々の目に留まったり
話題に上がることは、それほど多くはないようである。
その可憐な姿にも関わらず、、、である。

こうした種はひっそりと、身近な林縁で風景の一部に溶け込んでいる。


一方で、ホームセンターや園芸店で売られている多くの種は
人工的に改変された園芸種や、派手で華やかな印象の外来種が多く
一般にそうした種の方が人気が高いようである。


しかし、あえてファッションに例えて言うならば
本当に「美しい人」とは、「その人らしさ」とか「個性」などが
実にいい感じで「にじみ出ている」ものである。

同様に、「本当に美しい環境」とは
「その土地らしさ」や「場の個性」を、決して失ってはいない場合が多い。

ただ、「美しい」などという概念は、あいまい、かつ人それぞれであって、
そもそも「美しい」とは何か、という事もあるのだけれど
少なくても、単に「キレイに整っていること」と
「美」という概念は、やはり大きく違うように思う。


ファッションと同様に、「その人らしさ」、つまり「その場所らしさ」を失っていては
「本当に美しい」とは感じない。

残念ながら、現代の多くのオープンスペースや庭のデザインは
「その人らしさ」、すなわち「その土地らしさ」や「その場所らしさ」を
覆い隠そうとしているかのように見えることがある。

これはとても「もったいない」ことで
「その人の個性」や「ポテンシャル」などを、わざわざ押しつぶし
「別の個性」を無理やり押し付けているようなものである。


よくよく目を凝らして見れば
私たちをとりまく環境は、もっと多様性が高く、奥が深く、複雑で
そして何より個性的だ。

なんでもない風景の中にこそ、可憐さと、その土地の個性が潜んでいるのである。
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# by lidesign | 2010-05-08 21:01 | 環境とデザイン

木村秋則氏のこと

f0141191_18433287.jpg

農業家の木村 秋則氏の講演会に
行ってきた。


前から、とてもとても楽しみにしていた
講演会である。



木村秋則氏は、以前に、NHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」にも出演し
その後も、脳科学者の茂木健一郎氏も、いたるところで絶賛している方なので
ご存知の方も多いと思うが、「奇跡のリンゴ」で有名な自然栽培農業家である。

通常、多い所だと50回は農薬散布を重ねる、、、とされるリンゴ栽培。
木村氏は「無農薬、無施肥」のリンゴ栽培に成功した方である。


化学肥料はもちろんのこと、有機質肥料も施さず、農薬もまかず、除草もせず
「森の生態系」を参考に、豊かな土壌を育て、見事リンゴを実らせたのである。

農家泣かせの病気も、「リンゴ自身の免疫力」で治癒させる。

「だから農薬によって、有用な菌を殺してはいけないんだ。。。」と語った。

これは、「ごく自然なこと」、と言えば自然なのだろうが、
あれこれ手を施し、収量を上げようとする今の慣行農業においては
「そんな事をしていたのではリンゴは獲れない」と、いうことが
ずーっと常識とされてきたのである。
それをくつがえし、自らの実践の中で、可能であることを証明したのである。


木村氏は、ごくごく最近まで、周囲の人々から「全く理解されなかった」そうである。
「変わりもん」だとか「ばか」だとか、「かまど消し」などと言われ続け
友人も一人減り、二人減りという状態だったそうである。
そうした状態が、8年間も続いたという。
途中何度も辞めようと考えたそうである。

f0141191_1901723.jpg
だけど自分の信念を貫き、達成させた今では
「自分は百姓なので。。。」といいながらも
著名な学者や研究者や、専門家と肩を並べ
全く引けを取らずに、議論を交わし
海外でも公演するなど
各方面で注目されているのである。


自らの考えや疑問点を、「実践」を通して見出した、「木村氏独自のノウハウ」だからこそ
響いてくるのである。
彼はそれらを、「全ては”失敗”から生まれたこと」と語った。


8年ものあいだ、何の確証もない中で、周囲からは小ばかにされ
不安と信念が交錯する中で、検証と実践を繰り返していくことは
自らの選んだ道であるとはいえ、並大抵のものではなかったはずだ。

私たちの業務でさえ、レベルこそ大きく違うが
木村氏の言う「理解されなさ」を、実感として、多少なりとも判るからである。

人とは、基本的には保守的な生き物で
これまでの習慣や、自分自身の考え方を、中々すぐには変えられないものである。
ゆえに木村氏のような「先駆者」は、最初は中々理解されないのが常であるのだろう。


それが今では、あのJA(農協)を動かしたり
大学の研究対象(栽培法が)になったり
海外でも講演するなど、多くの人に影響を与え
これまでの農業のあり方までも揺さぶり始めている。


少しずつでも、「肥料・農薬を使わずに、いかに栽培するかの研究」が
国や自治体を上げてなされていくことを期待したい。
現状では、その「真逆」であって
「いかに肥料をあげて、収穫を上げるかの研究」が多くなされているからである。


木村氏の魅力は、その栽培法のノウハウももちろんだが
その「人としての魅力」によるところも大きい。

決して偉ぶらない人柄や、独特の味わいある口調
この人でなければ、ここまで大きなムーブメントにはならなかったかもしれない、とすら思う。

このようなタイプの人を、私は他にあまり知らないし
その個性的な生き方に、私たちは感動するのである。


木村氏から学ぶことはとても多い。



木村秋則オフィシャルHP : http://www.akinorikimura.net/

木村秋則氏blog : http://shizensaibai.jp/blog/kimura/
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# by lidesign | 2010-03-24 19:33 | 植物の生長・カンサツ・利用

祐天寺アパートメント VICO オープハウス

f0141191_1243618.jpg

石井井上建築事務所による
「祐天寺アパートメント VICO」の
オープンハウスに行ってきた。


「VICO」とは、イタリア語で「細い道」とか「集落」とかの意味だそうだ。


現場は住宅が密集する地域で
限られた敷地の中に
実に豊かな居住空間が
デザインされていた。



当日はあいにくの雨だったが
居室内には、心地よい自然な外部の光を十分に感じることができたのは
ちょっとした驚きでもあった。
壁と開口部(窓)が絶妙に配置され、外部を適度に取り込んでいるのである。

この「窓」というのは、「位置」、「プロポーション」共に
建築空間を構成する重要な要素であることを改めて認識させられる。



居室内はシンプルでありながら、決してフラットではなく
空間の「役割」ごとの多様性がある。

f0141191_12181844.jpg例えば、素材の異なる部位においては
その納まりが立体的に処理され
各空間が、重なりあっているかの印象を受けた。

それはつまり、「分節」ではなく、「重なり」であって
居住空間としては、「一つのまとまりのあるスペース」を感じさせるのである。



f0141191_12122191.jpgユニークなのは、各住戸のエントランス。

玄関ドアが、一定の間隔をおいて
「異なったドア」が配されている。
中が見えない白いドアと、透過性の高いガラスドアが、ランダムに配されているのである。

これはおもしろいと直感的に感じた。

VICOのような住戸に入居する人は、家具やカーテンなども
自分なりにセンスよくコーディネートして暮らすだろう。

そうした個人の楽しげな生活感が、このVICOの路地ににじみ出てくる景観が・・・
脳裏にふと浮かんだのである。

石井氏と井上氏によると、
「同じドアが連続した景観はいかにもアパート的で多様性が欠落してしまう。
各住戸の入口に変化をもたせることで、住空間に多様性をもたらしたかった。」とのこと。

これは、楽しい路地空間(VICO)になりそうである。


f0141191_12292174.jpg居室内にさりげなく置かれた
石井氏、井上氏デザインの椅子もおもしろい。

人の手作り感というか、ラフさが
全体のクールな空間にあっている。

路地への「生活感の滲み出し」もそうだが
こうした、人の感触というか、四角四面でない要素が
空間の「ふところ」を深くしていくのだろう。


石井井上建築事務所と私たちは、今後パートナーシップを組むことになっている。

建築とランドスケープが、融合することによって
質の高い環境のデザインを目指して行きたい。

石井井上建築事務所HP : http://www.d1.dion.ne.jp/~isiidai/
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# by lidesign | 2010-03-15 12:37 | 建築とデザイン

雑想プロジェクト

「雑想」とは、「雑草のような想像」のことで
友人でインテリアデザイナーである小菅寛氏(BalanceWays代表)による造語。


雑想プロジェクトとは、日々ふと湧き上がってくる
ほんのささいで、たわいもない視点や、モノゴト、状況などを拾い上げ
それらを意識的に「ものづくり」や「デザイン」につなげていこうという想いのことで
そうした井戸端会議的な場を意識的に作っていくことや
出来ればそれらを、何らかのカタチで表現してみたいね、ということなんです。


プロジェクトなどと言っても、全く大げさなものではなく、ごく気軽なものなんですが
日ごろ「無意識下」にあって、なかなか気付かなかったり
たとえ気付いたとしても、つい見逃してしまったり
流してしまうような、「たわいもないコトガラや状況」を
一度、「棚上げ」してみようじゃないか、という考え。


もともとランドスケープデザインや、環境に関するデザインは
そうした目に見えにくくて
分りにくかったり、気付かれなかったりしているコトガラを
「顕現」させていくことが仕事だったりするわけで
多分に雑想プロジェクト的な様相を有しています。


先日も小菅氏と、たわいもなく「あれはどうなんだ」とか
「そもそもあれは何であんなカタチなんだ?」などと
日ごろ当たり前と思っているようなコトガラやモノについて雑談していて
うっすら気付いてはいるけど
意識はしてないコトがあるな、という想いを改めて抱いた次第です。


まじめなものから、どうでもいいものまで気軽にテーマにしながら
そのうち何らかの形で発表したり、具体的な形にしたいなと思っていますが
重要なのは、自由な発想と視点を育んでいく場を
意識して持つことなのかもしれませんね。

BlanceWays HP : http://www.balanceways.com

小菅氏blog : http://kosuge.blog.so-net.ne.jp/
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# by lidesign | 2010-02-09 20:14 | 雑想

2010年仕事はじめ

あけましておめでとうございます。

新しい年がスタートした。


今年の正月も帰省し、わずかな時間ではあったが

ふるさとの空気感も満喫できて、ゆっくりとした正月を楽しめたように思う。


正月の楽しみのひとつに年賀状があるが

日ごろ、なかなかお会いできない方の近況なども垣間見られて、とても楽しい。

私たちは、年賀状を出すのが、いつもバタバタと年末間際になってしまって

出すのは結構大変なんだけど、読むのはとっても楽しいし、嬉しいものである。


さて、今年は1/7が仕事はじめ。

ほんわか正月休みモードから、仕事モードに切り替わって

徐々にエンジンも掛かってきた。


皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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# by lidesign | 2010-01-09 15:12

仕事納め

f0141191_1121856.jpg昨日は、今年最後の現場訪問。
天気にも恵まれ、気持ちのいい仕事納めだった。


この時期の緑地や庭の風景は、葉が落ちて寂しいと言えば寂しいのかもしれないが
「冬枯れの樹姿」も、それはそれでなかなかのものと思う。


この時期、フト思い出すのは、私が美術学校の学生時代に、当時たまに買っていた「美術手帳」という雑誌で、画家の日高理恵子さんの「樹を見上げて」という作品を見て、その冬の空や樹の枝、空気感などの表現に、おこがましくも同じような感性を感じたのを思い出す。


f0141191_11225652.jpg

同時にこの季節は、冬枯れのブラウンやモノクロームの樹姿の中に「鮮やかなカラー」が目立つ季節でもある。

マユミの艶やかな朱色の実、クロガネモチの赤い実、サザンカの花。。。
サンシュユは、別名アキサンゴとも呼ばれる鮮やかな赤い実が美しいし
林縁では、カラスウリのオレンジ色の大きな実が
大変よく目立つ。f0141191_11352559.jpg



年末の街の空気感って独特のものがあるけれど
植物が作り出す「冬の風景」も、とても味わい深い。




あっという間の一年であったが、今年ももうすぐ終わり。本当に早いものである。

年初に立てた目標をメモしたノートを見返してみると、今年も反省することしきりなのだが
同時に、この反省こそ重要なのだと言い聞かせてもいる(苦笑)。


今年も多くの方々との交流や出会いに恵まれた一年だった。
皆様本当にありがとうございました。そして来年もよろしくお願いいたします。


そして、いずれの方もよいお年を。


※年末年始の休日のお知らせ:2009年12/29(火)~2010年1/6(木)まで
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# by lidesign | 2009-12-29 12:17 | 雑想

並木と歩道のデザイン

f0141191_1258487.jpg大分寒くなってきたが、近くのイチョウ並木が黄色に染まっている。


去年はギンナンを拾って
美味しく頂いたのだが
今年は、「明日拾おう」とか、「来週拾おう」とか言っている内に
ついに拾わずじまい(苦笑)。。。

食べすぎは禁物らしいが
とっても美味しいし
買うとなると結構高かったりするので
結構拾っている人もいて
早く拾わないと、ありつけなかったりする(笑)。


歩道なので、人の行き来が多くなる前の、早い時間帯に収穫するのがコツかも。


f0141191_12595131.jpg

黄色の葉で、歩道が彩られている風景は
さながら「黄色の絨毯」(上の写真)が
「期間限定」で敷かれたようで見事だけど
一方で、沿道の住民の方は、「落ち葉掃除」が大変だろうな、とも想像してしまう。

歩道のどちらか一方に、ちょっとした幅の
連続した「土の部分」(草地か低木のグリーンベルト)を設けて、「そこに掃き入れるだけでいい」
といった設計はスペース的に難しいのだろうか?



落ち葉は、その土地に戻すのが一番いいと思うのだが、残念ながら、そうしたコンセプトを感じる歩道のデザインはあまり見かけない。


落ち葉をそのままにしておくと
害虫がそこで越冬するための住みかになってしまうので
落ち葉を撤去して処分するとか、よく聞くのだけど
やはり、僕らの住む世界の「根本的なシステム」自体が循環なんだから
その「システム」を「シンプルな発想」で活用するほうが簡単だし
無理がないんじゃないかと。。。


つまり、低木や草地のグリーンベルトは、美観のための緑地にとどまらず
出来る限り、そうした循環の機能を有すべきであって
そこがデザインのしどころだと思う。

確かに、現状の歩道のような状態では
風で落ち葉が飛んでしまったりするだろうから
そうした対処も含めて「デザイン」として処理することは、十分に可能だし
むしろおもしろいところでもある。

歩道・緑道のデザインはおまかせを(笑)
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# by lidesign | 2009-11-21 15:50 | 環境とデザイン

都市の中庭

f0141191_1503690.jpg
先日、お世話になっている取引先の方々と
食事のついでに、最近出来た丸の内ブリックスクエアを訪れた。

丁度その時、デジカメが壊れていたのと
夜だったこともあり、携帯ではうまく写らなくて
写真が撮れなくて残念だったけど
なかなかいい雰囲気で
かなり多くの人で賑わっていた。

※写真は丸の内ブリックスクエアHPから抜粋



丸の内ブリックスクエアは、三菱地所さんが開発を進めてきた「丸の内パークビルディング」の商業ゾーンで、中でも、忠実にかつての姿を再現した「三菱1号館」が印象的な場所。


この三菱1号館の設計は、ジョサイア・コンドル氏で
1894年に竣工した「丸の内で最初のオフィスビル」だそうだ。

英国ヴィクトリア時代のクィーンアンスタイルの、いわゆる「洋館」なのだが
残念なことに1968年に、一度解体されてしまっている。

それを今回の開発で、忠実に復元されたのが、この三菱一号館。
美術館として再生されるらしい。


「歴史的な建築物の保全」は、まあ、たまに聞くけど
わざわざ「忠実に復元」するというのは、それほど多くなく
(知らないだけかもしれないけど。。。確か東京駅舎は復元だと思う。)
やはりそれは、「新しいもの」や「これまでに無かった空間を見出そう」とする建築デザインの宿命のようなものもあるのかもしれない。

設計者というものは、良くも悪くも、自らの考える空間性というものを実現したがるもので
それがデザインや都市を「進化」させていくものだと思うけど
一方で、全体を俯瞰しながら、価値あるものについては
「そのままのカタチで継承していく勇気」も必要なようにも思う。

そうした意味では、今回の「一号館の復元」は価値があったのではないだろうか。
実行した関係者の方は、おそらく街の歴史といったものに眼を向けて
それを新たな開発においても「継承」していこうとしたのではないだろうか。



f0141191_1511037.jpg
さて、この丸の内ブリックスクエアには
この一号館とアネックスに囲まれた
「中庭」がある。

※写真は丸の内ブリックスクエアHPから抜粋




日本には、都市の中に「広場」と呼べるような空間が、元々少なく
むしろ、街路がそのまま小広場となるような「路地の魅力」や
「辻広場」「道広場」、「社寺の境内」「公園」といった概念の方が、一般的なように感じる。

東京は、多様性と奥行きがあって、大変魅力的な都市だけど
一方では混沌、雑然とし、人が多くて、疲れるスペースも多い。
例えば、僕なんかは、「渋谷はダメな派」である(笑)。

こうした都市のスペースに、商業施設と一体となった広場や中庭があると
東京はもっと魅力的な都市になるだろうし
商業空間としても「集客力」がアップするのではないだろうか?
都市空間や商業施設は、エキサイティングな部分と
ホッとする部分の両軸で、より魅力が深まるように思う。


東京は「路地的な迷路性」や、「奥行き」に満ちていて
「パーソナルな空間の魅力」には事欠かないけど、
こうした「パブリック性の高い空間」は、まだまだ乏しいし
意識もそこまで行っていない様に思う。


確かに地価が高いし、土地が大変貴重なので、困難な面も多いと思うけど
もっと「魅力的な広場」があってもいいと思うし
その価値を事業者の方々により理解して頂けると
商業施設としても、街としても価値が高まっていくような気がする。


この「一号館広場」は、夜だったこともあって、細部まではよく見てこれなかったけど
なかなかいい雰囲気だったように感じた。


少し残念だったのは、床のインターロッキングの素材感が、正直ややチープに見えた。
これは経時によって味わいが増してくるのかもしれないが
一号館をあそこまでこだわって復元するのであれば
床の素材も、もう少し何かあったのではないかな、という気がした。
床の素材感は、意外と空間全体に大きな影響を与えるものであるから。


あと、シラカンバが植栽されていたのが、ちょっと気になった。
シラカンバは、北海道から中部地方まで分布するが
やや標高の高い、冷涼な気候の土地に自生する種であり
どちらかと言えば、深山に生える種である。

確かにジャクモンティという暖地系の種もあって
たぶんそれなんだろうが
個人的には、「都市のど真ん中」にはどうだろう?って感じかなあ。。。

排ガスなどの大気汚染に弱く
都市環境には向かない上に
先駆植物で、元々生長が早くて寿命が短いため
都市環境下では、さらに寿命が短くなると思うのだが。。。

確かに白い幹がさわやかで、商業空間として採用したい気持ちは良く分るので
まあ、「環境の骨格」じゃなければいいとは思うんだけど。。。

問題は、そうしたことを知った上で
商業空間の魅力を高めるために、「あえて」植栽しているか
それとも全く意識せずに「単純に見た目だけ」で採用してるかどうかだろう。


いずれにしても、都市の広場には、サスティナブルな都市緑地としての側面もあるわけで
プロとしては、空間の魅力を考えるのは当たり前で
ベースに地域植生や都市緑地の機能や意味も考えて、樹種の選択をしたいものである。

今度、昼間にゆっくり見てみようと思う。
もっといい植物があったのかもしれないし、昼の表情はまた違うと思うので。


あと、「ザ・ペニンシュラホテル」も見てきたんですが、長くなってしまったので
それはまた後で、ということにします。
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# by lidesign | 2009-11-11 15:17 | 環境とデザイン

デジカメが壊れた

ずっと愛用していたデジカメが急に壊れた!!

レンズが出たまま引っ込まない。。。



使ってたのは、RICOHのCaplio G4wide。

今ではもう、とっても古い機種なんだと思いますが

当時、建築家の黒川雅之氏がデザインしたもので

広角28mmのズームレンズが気に入って購入しました。



もう何年も使ってきて、現場でもガンガン地面に落としたりして

結構ハードに使ってきたし、ボディに傷も目立ってきていたので

そろそろ買い替え時期だな。。。とか思ってたら、丁度壊れてしまった。



デジカメは仕事で必需品なんで、すぐに買わねばならんのですが

何を買おうか、結構迷ってます!!

詳しい人に色々聞くと、RICOHのGX-200がいい、という意見が圧倒的に多いのですが

使いこなせるかどうか、若干の不安が残ったりして、未だに迷ってます(苦笑)。


今、気になってるのはCANONのS90。

あとRICHOのCX2、またはLumixのLX3かなあ。。。

もし詳しい人いたらアドバイスを。
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# by lidesign | 2009-11-03 21:56 | 雑想

ある日の休日

久しぶりにデザイン学校時代の友人達2人と会いました。

学生時代から僕らはいつも昼飯は一緒で、当時、時代の先端を行こうとして

少し尖がっていた彼らに、僕はいつも刺激を受けていた仲間たちです。


今は、それぞれインテリアデザイナー、インキュベーションディレクターとして

活躍しています。



今回は、友人Tの自宅にお邪魔したのですが、本当にいい時間が流れました。

学生時代から、時代は変わっても、彼らとの会話は、今でも僕を刺激します。



例えば、友人Tは、リキテンスタインの「IN THE CAR」を

原画と原寸大(すごいでかい!)で模写しようとし

そのシルクスクリーンのドットまで忠実に再現しようとして

気の遠くなるような作業をキャンバス向かって

少しずつ少しずつ、休みごとに絵筆を走らせていました。



それがまさに好きだからこそできる、そして、それが意味があろうがなかろうが

また、たとえ模写であったとしても、それを表現したいからそのようにすることが

やや大げさに言ってしまえばアートの原点のようにも思います。



僕らは、様々な制約の中でデザインの仕事を進めていくわけですが

好きだからそのように表現したい、という原点を、時にやや忘れがちだけど

やっぱりそこも忘れずに洗練させていきたいし、深めていきたいと思ったし

逆にクライアントのそうした部分をも、デザインという「協働作業」の中で

喚起できたら最高だろうな、と思った次第です。



古い友人たちとの、何気ない会話の中でフトそう思った一日でした。

いい休日をありがとう。
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# by lidesign | 2009-10-19 19:34 | 雑想

人面グモ

f0141191_13874.jpg現場で人面グモを発見しました。

彼(彼女?)の名はハナグモ。

個体によって「カオ」の表情も個性があるみたいです。おもしろいですね。

鳩山首相じゃないけど、まるで小さな宇宙人のようです(笑)。


ハナグモはその名の通り、花に集まってくる虫を捕食しています。

多くのクモは、そのややグロテスクな姿から嫌われ者の部類に入ると思うのですが

虫を捕食して、植物に対する害虫の発生を抑制しているいわゆる「益虫」です。

農耕地はもちろん、環境の中で大変重要な役割を担っている存在です。



f0141191_1314415.jpg
嫌われ者のクモの中で、このハナグモ君
は、愛嬌がありますよね。

ハナグモは巣を張らないみたいなのですが
朝露に濡れたクモの巣も、それはそれで風情を感じたりします。

朝グモは縁起がいいとも言いますしね。



クモの巣だらけでは、困りますが、クモのいない環境も怖いものがあります。

写真のハナグモ君は、こちらを睨みながら、そそくさと草の中に逃げ込んでいったので

この現場でまた「このカオ」に出会えるかどうか、楽しみです。
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# by lidesign | 2009-10-15 13:15 | 環境とデザイン

空想の植物

f0141191_20595221.jpg

少し前の話しになりますが、イラストレーターのゴトウノリユキ氏の個展に行ってきました。
(左がゴトウさん)




ゴトウさんとは、かなり古くからの付き合いで、学生時代の先輩でもあるのですが
飲み友達(失礼!)でもあります。
ゴトウさんは、多くの雑誌やポスター、絵本などの仕事をしているので
皆さんも知らず知らずの内にどこかで目にしているかもしれませんよ。


絵を描く仕事以外考えられない、と断言するゴトウさんは、私が若かりし時、その生き方に少なからずとも影響を受けた人でもあるんです。
少し前にも、グラフィックデザインの仕事を4人のチームを組んで一緒にやらせてもらったりと、公私共々お世話になっています!


f0141191_2182511.jpg
今回の個展のテーマは「空想の植物」。


それだけに興味深く見てきました。アフリカに長期滞在経験のあるゴトウさんは、描く植物もどことなくエキゾチックな独特の世界感を漂わせていて、これまでのタッチとは、なんとなく変化があるような感じを勝手に受けました。


ランドスケープ空間の中に、ゴトウさんの立体作品が置かれても楽しいかもなー。


f0141191_21335628.jpgゴトウさんの事はさておいて(笑)、その個展会場も結構魅力的なんです。

小さいギャラリーなんですが、エントランスにデッキガーデンがあって、「小さな庭」を経て、ギャラリーに入っていくようになっていて、「小さな小さなガーデンギャラリー」といった趣きです。


ここにはゴトウさんの個展やグループ展で何度か足を運んでいるのですが、このデッキガーデンが手前の路地と、いい結界を形成していますね。

「空想の植物」、とても面白いテーマで、刺激を受けました。

ゴトウノリユキ氏HP GOGOTO : http://www.geocities.jp/goto5510/

ギャラリーMalle : http://galeriemalle.jp/
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# by lidesign | 2009-09-25 21:38 | 環境とデザイン

様々なカタチ

f0141191_1395710.jpgカマキリのカオ。

いい顔してます(笑)。

色もきれい。(ちょいピンボケですが。。。)

生物のカタチには理由がありますが

面白いカタチです。



f0141191_13191961.jpg今、近くの草地では

ニラの花が咲いています。

ニラの花も、とても繊細なカタチ。

ニラといえば、冬の鍋には欠かせませんが

この季節の草地でも「いい味」だしてます。
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# by lidesign | 2009-09-05 13:20 | 環境とデザイン