うちのベランダに2匹のスズメが
やってきました。 夫婦でしょうか?親子でしょうか? ベランダのコンテナに繁茂しているヤハズエンドウとホトケノザについた「アブラムシ」を食べに来たみたいです。 実は、このヤハズエンドウとホトケノザには「アブラムシ」が大量についていて「これどうしようか。。。」と話していた所でした。 「その事態」を聞きつけたのか あるいは上空から「アブラムシ」が見えたのか、、、 よく分かりませんが、まさにタイムリーにこの2匹のスズメが訪れ、せっせと何かをついばんでいるのです。 見つからないように、そ~っとガラス越しから撮影したので、いまいち不鮮明な写真で恐縮ですが、必死に何かを食べている様子が伺えました。 そして、彼ら(スズメ)が飛び去った後に、ヤハズエンドウとホトケノザを見てみると。。。。。 あれほど「大量」についていたアブラムシがほとんどいなくなっているではないですか! おまけに、土の中に隠れていた「ヨトウムシ」を引きずり出して食べていたのも確認できました。 この「ヨトウムシ」は、 近くに植えていた「ビワ」の葉を食い荒らしていたのですが、スズメの来訪以来、そのビワの葉は食害にあっていません。 身近な食物連鎖を見た思いでした。 ※右の写真は、土の中から「ヨトウムシ」を 引きずり出しているところ。 スズメは、穀物を食い荒らす害鳥と捉えられると同時に 農作物に対する害虫を食べて、害虫の大発生を抑制したり 雑草の種子を食べたりする益鳥でもあります。 中国では、1950年代にスズメを「害鳥」と見なして大量に駆除したところ その年は「大凶作」に見舞われたそうです。 天敵がいなくなり、害虫が大発生したためです。 そのため1960年には、スズメは駆除の対象から除外されたそうです。(Wikipediaより) ところで、、、このスズメが「最近減ってきている」と言われているらしいです。 超普通種であるスズメが本当に減ってきているのでしょうか? 立教大学理学部・特別研究員 三上修氏によると1990年と比較して「半減」したそうです。 これは、「とても大きな数字」だそう。 三上氏によると 「スズメのような身近な鳥」が減少しているのは大きな問題だという事です。 はっきりとした原因はよく分かっていないようなのですが エサ場となるような草地や農地が減少したことも原因のひとつらしいです。 確かに、市街地や住宅地の草地は減少傾向ですし 加えて農地も減少してきている上に 多くの慣行農法では雑草がきれいに刈り取られていることが多いですから。。。 つまりは、エサとなる「雑草の種子」や虫などが減る一方という事なのでしょう。 スズメは、「人が生活する空間」と重なって生息しています。 つまり、奥深い森林や人が生活しなくなった廃村などには生息していないそうです。 このように人と生活空間を共有してきたスズメの減少は 何を指標しているのでしょうか? 彼らの減少は、人の生活環境が劣化してきていることを静かに示しているのかもしれません。
by lidesign
| 2011-05-18 14:47
| いきもの
|
カテゴリ
リンク
以前の記事
2015年 02月 2013年 10月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 01月 2010年 10月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 検索
その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||