対話とデザイン

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先日、協働する石井井上建築事務所が設計・監理を行った
SIMASIMA BLDG.のオープンハウスに行ってきました。
※上記写真:石井井上建築事務所提供

SIMASIMA BLDGは、1階に賃貸スペースを持つ鉄骨4階建ての住宅で
幹線道路沿いの中小のビルが立ち並ぶ一角にあります。

ところで、日頃私たちは「デザインすること」は「対話する事」に似ていると思っているのですが
この建物は、それを感じさせるものでした。

デザインの対話とは、何より「クライアントとの対話」に始まり
その土地の置かれた「環境との対話」へと続き
さらに私たちの業務で言えば、「植物を含む生き物との対話」がとても大切であります。

そして、「設計チームメンバーとの対話」も大切です。
時には厳しい議論、時にはワクワクする仮説
それらがまとまり、ひとつの形が生まれていきます。

何事もそうかもしれませんが
デザインも決して一人から生まれてくるものではなく
「クライアントを中心とした様々な対象との対話」によって
はじめてそこにふさわしいデザインが生まれてくるものです。


SIMASIMA BLDG.は、そうした施主様と作り手との対話を感じるものでした。

例えば、施主様によって直接塗装された味のある壁面や
施主様ご自身の足で見つけだしたというアンティーク感のある木製建具などは
石井井上建築の中に、ある種の異質な要素をもたらしています。
この予定調和ではない要素によって「いい空間の対話」が生まれている感じがしました。

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それと、とにかくどこにいても「外部」が感じられました。
それは大きな開口部もそうですが、断面計画によるものだと思います。

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内と外、あるいは各居室を明快に仕切るのではなく、ゆる~くつながっていく空間は魅力的です。

このSIMASIMA BLDGは
キュートなブルーの外観がとても印象的なのですが
何故か以前からそこに佇んでいたようなニュアンスを醸し出していたように思います。
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by lidesign | 2011-06-02 11:30 | 建築とデザイン
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