カテゴリ:植物の生長・カンサツ・利用( 9 )

木村秋則氏のこと

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農業家の木村 秋則氏の講演会に
行ってきた。


前から、とてもとても楽しみにしていた
講演会である。



木村秋則氏は、以前に、NHKのプロフェッショナル「仕事の流儀」にも出演し
その後も、脳科学者の茂木健一郎氏も、いたるところで絶賛している方なので
ご存知の方も多いと思うが、「奇跡のリンゴ」で有名な自然栽培農業家である。

通常、多い所だと50回は農薬散布を重ねる、、、とされるリンゴ栽培。
木村氏は「無農薬、無施肥」のリンゴ栽培に成功した方である。


化学肥料はもちろんのこと、有機質肥料も施さず、農薬もまかず、除草もせず
「森の生態系」を参考に、豊かな土壌を育て、見事リンゴを実らせたのである。

農家泣かせの病気も、「リンゴ自身の免疫力」で治癒させる。

「だから農薬によって、有用な菌を殺してはいけないんだ。。。」と語った。

これは、「ごく自然なこと」、と言えば自然なのだろうが、
あれこれ手を施し、収量を上げようとする今の慣行農業においては
「そんな事をしていたのではリンゴは獲れない」と、いうことが
ずーっと常識とされてきたのである。
それをくつがえし、自らの実践の中で、可能であることを証明したのである。


木村氏は、ごくごく最近まで、周囲の人々から「全く理解されなかった」そうである。
「変わりもん」だとか「ばか」だとか、「かまど消し」などと言われ続け
友人も一人減り、二人減りという状態だったそうである。
そうした状態が、8年間も続いたという。
途中何度も辞めようと考えたそうである。

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だけど自分の信念を貫き、達成させた今では
「自分は百姓なので。。。」といいながらも
著名な学者や研究者や、専門家と肩を並べ
全く引けを取らずに、議論を交わし
海外でも公演するなど
各方面で注目されているのである。


自らの考えや疑問点を、「実践」を通して見出した、「木村氏独自のノウハウ」だからこそ
響いてくるのである。
彼はそれらを、「全ては”失敗”から生まれたこと」と語った。


8年ものあいだ、何の確証もない中で、周囲からは小ばかにされ
不安と信念が交錯する中で、検証と実践を繰り返していくことは
自らの選んだ道であるとはいえ、並大抵のものではなかったはずだ。

私たちの業務でさえ、レベルこそ大きく違うが
木村氏の言う「理解されなさ」を、実感として、多少なりとも判るからである。

人とは、基本的には保守的な生き物で
これまでの習慣や、自分自身の考え方を、中々すぐには変えられないものである。
ゆえに木村氏のような「先駆者」は、最初は中々理解されないのが常であるのだろう。


それが今では、あのJA(農協)を動かしたり
大学の研究対象(栽培法が)になったり
海外でも講演するなど、多くの人に影響を与え
これまでの農業のあり方までも揺さぶり始めている。


少しずつでも、「肥料・農薬を使わずに、いかに栽培するかの研究」が
国や自治体を上げてなされていくことを期待したい。
現状では、その「真逆」であって
「いかに肥料をあげて、収穫を上げるかの研究」が多くなされているからである。


木村氏の魅力は、その栽培法のノウハウももちろんだが
その「人としての魅力」によるところも大きい。

決して偉ぶらない人柄や、独特の味わいある口調
この人でなければ、ここまで大きなムーブメントにはならなかったかもしれない、とすら思う。

このようなタイプの人を、私は他にあまり知らないし
その個性的な生き方に、私たちは感動するのである。


木村氏から学ぶことはとても多い。



木村秋則オフィシャルHP : http://www.akinorikimura.net/

木村秋則氏blog : http://shizensaibai.jp/blog/kimura/
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by lidesign | 2010-03-24 19:33 | 植物の生長・カンサツ・利用

田植え

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先週、私たちの借りている田んぼで、「初めての田植え」を行いました。
(左の写真がその田んぼ。田んぼの奥は「ヨシの群落」になっている)




そのせいか、何故か太ももの後ろが筋肉痛状態で、歩き方がかなりぎこちない状態です(苦笑)。ごく小さな面積の田んぼですが、ガマ、チゴザサなどが繁茂した湿地を、開墾から行い、いやまあ大変でしたが、いい汗かいて、楽しかったです。


ずっと腰を曲げながらの「手植え」だった事と、慣れない作業であった、という事もあって、ホントに小さな田んぼなのに、予想していた以上に大変でした(汗)。。。
この小さな田んぼでこれだけ大変なのに、本業の農家の方々の大面積の水田ではどうなるんだ、とクラクラしてしまいました(笑)。


今は「機械植え」がほとんどなのかもしれませんが、昔は「人」が植えていたのでしょう?
そうなるとやっぱり「地域の人々」や、「家族全員」の協力が必要とならざるを得なくて、そこで結構、地域コミュニティみたいなものが強固になっていたのかもしれませんね。
そんなことを「体感」しました。


生き物は、アメリカザリガニが多かった。そこらじゅういる、という感じ。オタマジャクシもチラホラ。。。今まで、長い期間利用されていなかった土地なので、もっと生き物の種類が多いものと思っていたのだけど、意外にも少なかったです。
今後、ここにどんな生き物が見られるようになっていくか。。。
その「変化」も結構楽しみなんです。


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それと、この田んぼに隣接して、割と広い面積の「ヨシの群落」(右の写真)があるのですが、ここでは、一日中うるさいくらい「オオヨシキリ」がさえずりまくっています。

※「オオヨシキリ」は、主にヨシ原に営巣する夏鳥(渡り鳥)です。





これに対して、うちの近所にも、同じくらいの面積の「ヨシの群落」(左下の写真)があるのですが、ここでは「オオヨシキリ」は見られません。(たった一度だけ、姿とさえずりを聞いたのですが、その後、一度も見てません。)


f0141191_20274927.jpgこれはやはり、周辺環境の自然度を指標しているのだろうか?
うちの近くのヨシ原は、周辺に「大きな面積のヨシ原」が無いので、周辺との「ネットワーク」は、ほとんど無いのだろう、と思います。
もしかすると、水田の存在なども関係があるのかもしれません。


つまり、いずれにしても、そこは良くても、全体としては「オオヨシキリ」の生息環境が整っていない、ということなんだろうと思います。


ヨシ原の面積や、標高なども関係するのだろうけど、「オオヨシキリ」は、とにかく大変目立つので(声が)、分かりやすい周辺環境の指標になりそうです。
また、昆虫を捕食するので、田んぼなどの農地にとっては、大変ありがたい生物です。

こうした周辺の環境なども見ながら、一過性ではなく、出来るだけ腰を据えて長いスパンで水田というものを見てみたいな、と思っているのですが、、、遠いこともあって、これがなかなか行く時間を確保できないのが悩みのタネなんですよね。。。
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by lidesign | 2009-07-13 23:54 | 植物の生長・カンサツ・利用

「静かなる戦略」

f0141191_20273513.jpg庭にとって虫は「厄介もの」で、私たちを含めて、自然と距離感のある現代のライフスタイルの中では、どこか気持ち悪い別世界のもの。時に私たちにとっても「頭の痛い存在」になってしまう事もあります。
でもそんな虫にも、自然界においては重要な役割があって、「人を含めた生態系」のバランスをとっていることは、そうたやすく理解される事ではないかもしれません。

その虫たちが、9月に入って、ざわめきだしました。
ソメイヨシノについたモンクロシャチホコ、シャラについたチャドクガ、バラについたチュウレンジバチ、サンショウについたナミアゲハ・・・たくさんの幼虫たちに出会い、どこかむずかゆ~い気分の一日を過ごすことが多くなりました。

私たちは、無農薬、無化学肥料での庭の管理をお勧めしています。
ですので手入れや管理を請け負っている庭では、こういった青虫、毛虫は、自然に任せて天敵に退治してもらうか、自然農薬での忌避か、捕殺(手で取ってつぶす)をしています。
無農薬管理への変換期など、自然のバランスがとれるまでは、捕殺で大繁殖を控えるのが一番効果的です。

(注:ツバキ科につくチャドクガは毛虫の中でも毒毛をもっています。(ちなみに桜につくモンクロシャチホコは、毛虫ですが、かぶれたりしません。)ので、毛に触れるとかぶれてかゆくなります。ゴム手・長そで・長ズボン・帽子の完全防備にて挑んでください。脱皮して残された毛でもかぶれますので早めに除去することをお勧めします。もし触ってしまったら!!かきむしると毛が広がって、かぶれが広がるので、ガムテープでペタペタと丁寧に取って下さい。シャワーで洗い流すと、水にのって流れたところがかぶれます。ひぃー)

とても手間のかかることかもしれませんが、最も大きなメリットは「農薬による人への健康被害」と「環境汚染」の心配がないことです。また、「他の益虫」や「有益な土壌菌」を殺したりする心配もありません。でもこれらのメリットって「目に見えにくい」ので、あまり気付かれる事がないのが難点なんですよね。。。

しかし、なにかと忙しい現代人。。。
それが手に負えないようなら、「病害虫のつきにくい植物」を選んで植えるといいと思います。

つまり、「その地域の自生種」です。

元より環境に適していて、地域生態系の一部なので、病害虫がつきづらい傾向にあると思います。最近、「食の安全」が問題になっていますが、「庭の安全」も身近な環境問題として、隠れた重要なテーマである気がしています。
無化学肥料・無農薬、これが本来の、ごく自然で無理のない庭の在り方のようにも思います。

ところで話は変わりますが・・・
ナミアゲハの幼虫って見たことありますか?

右の写真「ん?サンショウの枝に鳥のフンが?」・・・っと思いきや!
f0141191_0375291.jpgよぉく目を凝らしてみると幼虫です。

「おぉ!遠目なら鳥のフンそっくり!」 だからおもしろい。(擬態といいます)
白と黒のまだら模様で、鳥のフンになりきっちゃってます。(笑)

「鳥のフンが一個、二個、三個かあ。。。。。」

なんて油断していると、数日後には葉を丸坊主にされ、美しい緑色の幼虫へと脱皮をします。
こうなると、けっこう神秘的なお姿に見えなくもありません。(下の写真)

f0141191_0381060.jpgそれにしても擬態っておもしろいですよね。
ただの幼虫だとすぐ鳥に見つかってしまいますが、「鳥のフン」ならつい見過ごしちゃいますもんね~。
卵から孵って成虫になれるのは、わずか0.2%といいます。
生き残るための必死の戦略なのでしょうが、とにかく関心してしまいます。
どの時点で「鳥のフンになりきろう!」って思って、どうやって進化をしてきたんだろう・・・。

庭の虫たちも、時には違う見方をしてみるとちょっと楽しいものです。
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by lidesign | 2008-09-21 00:47 | 植物の生長・カンサツ・利用

雑草さまさま★

f0141191_19504425.jpg日照りが続く毎日ですが、植物は元気に育っています。
梅雨に入った頃から夏にかけて、目ざましい生長を遂げるのが、雑草。

目のカタキにされがちな雑草ですが、私たちの畑では、野菜やハーブと、四季折々の雑草も一緒に生息!?しています。

この雑草、中々活躍してくれるんです★
生活に利用できるものが多くあるのはもちろんのこと、今の時期は、強い日照りで乾燥しがちな庭や畑ですが、雑草が生えていると、そこに水分が蓄えられるので、そうそう作物が萎れることはありません。

そして、土に直射日光が当たらないから、植物の大黒柱である根を、この暑さから守ってくれます。

ちなみに、周りの畑(家庭菜園デス)はどうかというと、雑草は抜かれ、土は向き出し。早朝や夕暮れになると、皆さん水をまきに来ます。

さらに、「雑草の根に住む微生物」が、土壌をさらに豊かにしてくれるから、生長促進されあって、元気に育っています。

病害虫だって、雑草が生えていた方が、食う食われる関係の虫たちがたくさん生息してくれるので、自然の力でバランスをとってくれるので、助かります。(もちろん、人が入っている地なので、自然任せは無理で、害虫に侵されるときもありますが、その土地で元気に育ってくれる植物を育てればいい。と思っているので、自然農薬もまかない、ズボラ畑作人です。。。)

ただし、雑草の欠点も、もちろんあります。
「生育が早く、作物を覆ってしまうほど、大きくなる。」
物によっては草が覆ってしまうと上手く育たないものもあります。例えば、枝豆。去年雑草をはびこらせてしまったら、そんな場所が好きなカメムシにやられ、収穫ゼロでした。

なので、草が伸びてきたら、地上部を刈って、その刈った草は根元にひいてあげています。

ごみにだして燃やすのはモッタイナイ!いいとこどりの雑草活用を見出していきたいですね。

・・・・・と言っても、まだまだ「雑草はタブー」という農園が多いのが現状。貸し農園の場合、そこのマナーを守ってくださいね。


写真は、ハーブと雑草が混在する畑。手前から、チコリ、ヤロウの白花、エキナセア、キャットニップが咲いています。
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by LIdesign | 2008-07-23 19:42 | 植物の生長・カンサツ・利用

堆肥かっ★

新しい年になってもう25日目・・・・遅ればせながら、今年初めての書き込みとなります。
今年もどうぞよろしくお願いします♪

さて、以前ご紹介します、と言っていた 『生ごみ堆肥のつくり方』 をご紹介します。

・ベランダでちょこっと作れる。
・出来るだけ簡単。
・臭いやハエなどの虫の発生もしづらい。

を考慮した、シンプルなつくり方です。
促進剤を使わず、自然の力を利用してゆっくりと作ります。

この堆肥づくりは、『土』 を入れることがPOINT!
土が臭いや水分を吸ってくれるのと、生ごみの分解促進にも役立っています。
さらに、肥えた畑土や庭土があれば、『たね土』として少し混ぜ込むと、有効な微生物が、さらに分解を助けてくれて、短期間で良質な堆肥が出来上がります。


『土に還る』 姿を観察するのも、けっこう楽しかったりします。


今から作れば、5、6月ぐらいには出来上がりますので
そのままコンテナ用土としてハーブや野菜を育てて下さい

おいしい自家製野菜やハーブを食べたら・・・・
この堆肥づくり、やめられなくなります。

楽しくごみ減らしましょ★



コンテナひとつで作れるのも魅力。
ほら、ベランダにひとつ、空いた鉢が転がってますよー。

材料 ≫≫≫
▲生ごみ
・・・野菜くず、果物の皮、お茶がら、コーヒーかす、卵の殻、などの食品カス
・・・植物の剪定した茎葉 (病害虫に侵されていないもの) や雑草 (種子をつけていないもの) など

※肉や魚などの動物性食品は臭いや虫が発生する場合があるので、ここでは利用しません。

▲赤玉土小粒
(微塵を取り除いた古土も利用しましょう。病害虫に侵された植物が植わっていたものは避けて)

▲素焼き鉢 
(直径30㎝ぐらいあった方が作り易い) (小ぶりの鉢を使う場合はプラ鉢の方が作り易い)


▲鉢底ネット


作り方 ≫≫≫
①鉢底に鉢底ネットをひき、土を5㎝ほどひく。
(この底土が、生ごみが分解されていく中で発生する、水分を吸収してくれるので、不潔感がない)

②生ごみを5㎝ほどひく。
(細かくしておくと分解が早まる)

③生ごみが完全に隠れるまで土をかける。
(土で覆うことにより、腐敗臭・ハエなど虫の発生を防いでくれる)

④軽く水をかける

⑤鉢が一杯になるまで ≪生ゴミ、土、水・・・≫を繰り返し重ねていく
(生ゴミは日が経つにつれ、カサが減るのでどんどん積んでいく)
(ハエなど虫の発生が気になる方は、ガーゼで鉢口を覆い、紐で縛っておくと混入しない)


⑥一杯になったら、一番上に土5㎝厚をかぶせ、一か月置いておく。
 湿り気程度の水分を保つこと。


⑦1か月後、鉢土を掘り返し、全体に空気を入れる。=切り返しという 
(半分ゴミ袋にあけて、かき混ぜるとやりやすい)

⑧切り返しを1ヶ月に1回、2,3回繰り返す。

⑨出来上がり
(出来上がり目安・・・3ヶ月。
季節によって出来上がり時期が違ってくるので、『黒味を帯び、生ゴミの形が残っていない。悪臭がない。』状態であれば、完成。もし分解がまだのようだったら、さらに1ヶ月おく。)



ちなみに、この堆肥は 『葉を楽しむ植物』 や 『葉もの野菜・ハーブ』 におすすめ

乾燥を好むものには、くん炭(モミガラを炭化したもの)を1割まぜ、排水をよくします。

花を楽しむ植物、実を食べる野菜を植える場合は、元肥にリン酸肥料(骨粉や発酵鶏ふん)をあげて下さい。


※上記堆肥づくりは、好気性発酵 (酸素がある場所で生育する菌の働きを利用したもの) によるものです。
が、水分が多すぎたりして、鉢中が空気の少ない環境になった場合、嫌気性発酵します。
これは、悪臭を発し、ハエなどの虫を呼んでしまいますので、注意してください。

もし発生したら・・・乾かす。土をもっと多く入れる。切り返しをこまめに行う。の対策を!
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by LIdesign | 2008-01-25 15:23 | 植物の生長・カンサツ・利用

超天然アロマ★

f0141191_1255823.jpg近所にある「無人販売所」。結構お気に入りの場所です。
田舎の農家の庭先で手に入れれるような季節の野菜や、果物、時には山菜が置いてあったりします。
野菜や果物や置きっぱなしで、お金もペットボトルに入れといて。なんて・・・・・なにかと殺伐としたニュースが多い中、こののどかぁ~な雰囲気にホッとします。

そこで昨日出会ったのが、「柚子」
さっそく買い占めて帰ってきました。・・・といっても小ぶりのユズが7個ぐらい入ったのが、3袋だったので、占めて300円のお買い上げ!

帰ってきてそのままドカッと置きっぱなしにしていた柚子ですが、。近くを通るたび通るたびに、ぷう~んといい香りが~~~。

これはほっぽっといてはモッタイナイ、ということで
うちの小さな事務所で柚子の香りを焚くことに(もちろん火はつけていません)!
ん~♪いい~香りの中の仕事ははかどります。

今日の夜はやっぱり柚子湯でしょうか♪ 
そう、今日は「冬至」。一年の中で昼の時間が一番短い日です。
生憎の天気ですし、冷えた身体をぽかぽかに温めて、風邪知らずの日々を送りましょー。

残りは柚子茶か、柚子酒にしようか・・・
一年に一回しか訪れないからこそ「季節の楽しみ」って見逃せないですよね。

ちなみに、柚子を実生(種)から育てると、実がつくまでに15年はかかるそうです。チャ、チャレンジしてみます?
早く実を楽しみたい方は、実の付いた苗木を買った方がいいかもしれません。

さらに欠点は、枝にするどい刺があります。無防備に触ってしまうと結構痛いので、油断大敵×小さなお子さんがいる家庭には不向きかもしれません。

あとこれは欠点なのか、環境教育になるのか・・・
アゲハ蝶の幼虫がつきます。大きいので、はじめはギョッとしますが、よく見るときれいな色にきれいな模様に、きれいなお姿に・・・自然の美を感じることができます。

しかし! 葉を食べられすぎると柚子の生育に支障が・・・汗っ。 幼木のうちは、丸裸にされないよう気を付けてくださいね。
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by LIdesign | 2007-12-22 15:02 | 植物の生長・カンサツ・利用

自家製タンポポコーヒー

今年の春に畑の片隅に「西洋タンポポ」の種を蒔いた・・・

タンポポコーヒーとは、タンポポの根を乾燥後、ローストしてお湯で煎じていただく。
ローストした風味が、コーヒーに似ており、ノンカフェインのコーヒーとして美味しくいただける。
根の収穫時期は、少し根が太った来春以降の、開花直前に根を堀り上げるのが良いのだが、待ちきれず、時期はずれに根を堀り上げてみた。

f0141191_17162159.jpgこの写真、ゴボウじゃないですよ・・・。

道路際の過酷な状況でも生えるタンポポだけあって、ふかふか土の畑に蒔こうものならすくすく、すくすく・・・。おっきくなるんだな、これが・・・。

春の新芽はサラダに少量入れると、苦味がアクセントになって美味しい。あんなコンクリートの間からニョキニョキ顔を出しているから、食べるなんてあまり考えなかったけど、ビタミン、ミネラルがとても豊富な食材。
ちょっと固くなった葉はナッツ類と炒め物に。お気に入りだ。
花もエディブルフラワー(食用花)に利用可能なので、サラダに散らしてきれいな黄色を彩りに。または酢の物に添えるといつもより数段、素敵な一品に仕上がる。

さてさて、肝心のタンポポコーヒー♪
タンポポは直根性といって、1本の根がま~っすぐながぁく伸び、何メートルにも及ぶ。

ちなみに直根性の植物は移植を苦手とする。まっすぐ一本の根しかないのでその根を切られるとダメージが大きく、枯れる場合がほとんど。(他の植物は根が多数枝分かれしており、少々切られても復活しやすい。)なので道端の西洋タンポポを自宅で・・・と掘り上げて持ち帰ったところで、上手く根つかない。間違って絶滅危惧種の関東タンポポを掘ってしまってもいけないので、自宅で育てたい場合は、種を採って蒔くこと。西洋タンポポは萼が反り返る。道端で見かけるのはほとんど西洋種。日本タンポポは、花の萼が垂れ下がらず、花全体を包むように椀型をしている。間違っても根こそぎ採取、なんてことのないように。

その根を切らないように、深く掘っていくのだが・・・
今回は畑の「ふかふか土」だったから容易に掘り起せたが、そこら辺の道端とかだったら根を切らずに堀上げるのは、中々大変な作業かも。

掘り上げた根、案外太っていたので、さっそくタンポポコーヒーに。

f0141191_17172155.jpgタンポポコーヒーの作り方

①根をよく洗って泥を落とす。
②細かく刻み、天日干し。2~3日でカラカラの状態に
③フライパンでじっくり炒る。*弱火で焦がさないように、じっくり20分

出来上がり♪

f0141191_1719571.jpg右が自家製。左が商品。

あとは、お湯で煎じて、美味しいタンポポコーヒーの出来上がり。

自分で育てて、掘り上げて、乾燥させて、ローストして・・・・
・・・市販品より美味しいと思った! ←自画自賛の精神が相乗効果★といったところだろうか。

タンポポの根は強肝、強壮作用が期待できると・・・
汗をかいた仕事の後のビール一杯!は辞められそうにもないから、タンポポさんにすがって肝臓強化といきますかっ。
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by LIdesign | 2007-08-06 17:53 | 植物の生長・カンサツ・利用

畑のこと・・・その1「4.6×6mの小さな畑」

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近くに小さな菜園を借りている。
この小さな畑、ご覧の通り草がボウボウ!!!でも「手入れを怠って」って訳ではないので、ご注意いただきたい。

『自然栽培実験中』の畑なのである。

自然栽培とは、「不耕起・無肥料・無農薬栽培」

自然栽培は分かりやすく言えば、自然の野山の中に種蒔いて、野菜を育てるような栽培方法だ。雑草も敵対植物ではなく、「友好植物」として共生させる。土を耕すのはミミズや植物の根がしてくれる。自然の生態系、土や野菜の持つ力を生かしての栽培方法だ。雑草取りも結構楽しいものだが、何かと忙しい私達。楽してしかも収穫でき、環境的にも望ましいとなれば、試さない手はない。

「耕さない・雑草は抜かない・肥料はあげない。」なんて、今までの常識から言うとそんなんで野菜が育つの!?と思いませんか。
だから試してみたくて畑を借り、只今実践中!

・・・と言っても、ここは借地の菜園。
今の場所は去年12月から借りていて、その時は裸地の畑だったので、いい土壌環境は成り立っていないのが現状。自然栽培でも有機栽培並み、それ以上の収量が見込めるとされるが、切り替える際に土中の微生物が一時的に減少して収量が落ちるので、有機栽培並みの収量になるには、3,4年・・・もっとかな・・・はかかるそうだ。

なので完璧な自然栽培ではなく、不耕起で雑草とも仲良く共生させているが、野菜を植える付近のみ堆肥を施用、少量の有機質肥料の施用、を行っている。だから、「自然栽培」と言ったところ。
試行錯誤しつつ、楽しみながら育てている。

f0141191_35983.jpg今の収穫物はゴボウ、いんげん、なす、きゅうり。 ・・・枝豆が膨らみかけている♪


・・・利便性のよい現代。面倒な事は嫌われる。「野菜を手に入れる」のは、スーパーに行けばたった5分の作業。だけど時には土まみれになって、汗かいて、手間暇かけて自分の食糧を作りだす。そんなアナログな場面があってもいいと思う。案外心地よいことに気付かされる。

・・・どんな情報でも気軽に手に入る現代。野菜づくりだってマニュアル通りやれば、卒なくこなせることも多い。だが私たちは最近、野菜づくりの教科書を網羅せずに畑に出かける。上手く育ったり、上手く育たなかったり・・・。そうすると、失敗したからこそ、何でこうしたほうが良いのかというのが分かってまた楽しくなる。ぶらり寄り道したからこそ得られる、密かな楽しさがある。
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by LIdesign | 2007-07-21 04:08 | 植物の生長・カンサツ・利用

供えあれば憂い無し!?

この雑草見たことあるだろうか。 f0141191_10535796.jpg
この時期、日頃何気に通っている道端をよぉく目をみはって見ると、この植物が見つかるはずだ。これが、美味しく食べれる。

彼の名前は「シロザ」 (近縁に「アカザ」がある。彼女は、若葉の中央がきれいな紅紫色に色づく。シロザはこの部分が白くなる。両方食用になる。)アカザ科の一年草。ほうれん草と一緒の科に属する。
シロザの若芽、先端部分の柔らかいところ(手で折ってポキッと折れるところ)を収穫。
本当はもう少し前の4、5月の新芽が柔らかくて、美味しいと思うが、この時期でも先端の若芽は充分いける。

ほうれん草のおひたしの要領で、さっと湯がいて水に晒し、「軽く炒って刻んだ胡桃」と「めんつゆ」をあわせ、いただいた。 →→→美味しい♪
同じ科なだけに味覚は、葉がちょっとしっかりしている法蓮草のよう。
あと一品何かないかな!?と思ったら、是非シロザを見つけてみよう!
*シロザは蓚酸を含むので、必ず湯がいていただこう。多食はさけて程々に楽しみましょう。

シロザ・アカザはビタミンA、B1、Cを含む。江戸時代には、栄養価の高い野菜として栽培されていた。田畑が不作の時の救荒植物だったそうだ。何が起こるかわからないご時世。食糧がない!なんてサバイバルな場面に出くわしたら、雑草を食べてしのぐ。・・・ふふふ。これは乙な知識ではないか!

このブログでも、季節折々の「みち草料理」を紹介していきたいと思う。

・・・しかし、案外採れる場所の少なさに気付かされる。
私たちは横浜市在住だが、道端だと犬のおしっこなどで不衛生だし、車の通りが激しい所は排気ガスが気になる。公園は樹木に農薬をかけている場合がある・・・。
皆さんの身の回りで、雑草を気軽に採れる場所、どれだけ思いついただろうか???
それだけ悪環境に私たちは住んでいる。ことを実感させられる。

先人は自然と共に暮らしていた。そんな日常も、現代ではわざわざスーパーで買ったり、遠方まで足を運ばないと手にいれられない。この身近な自然との距離、なんとか縮めたいものである・・・。
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by LIdesign | 2007-06-22 11:35 | 植物の生長・カンサツ・利用